第2回夢二コンクールプレミアムコンサート
審査委員長 塚田佳男氏と共に 〜夢二と北原白秋〜
夢二と北原白秋の生きた時代背景やその二人の作品についてわかりやすい塚田佳男しのおはなしと共に聴くことのできるコンサートです。一つ一つの作品が伝える詞を音楽とともにお楽しみください。
出演者プロフィール
塚田佳男 (夢二コンクール審査委員長)
群馬県出身。東京藝術大学音楽学部声楽科卒業。二期会等でオペラや各種コンサートの伴奏・コレペティトゥーアを務めた後、75年から77年までドイツ・デトモルトにてピアノ・オルガン・伴奏法を学ぶ。
帰国後から現在に至るまで歌を知りぬいた繊細な音楽性で、特に日本歌曲の研究、解釈、伴奏においては現在日本の第一人者としての活動を続けている。
畑中良輔氏と共に企画・構成に携わり、その伴奏の殆どを受け持ってきた、93年より続く音楽の友ホールでの《日本歌曲シリーズ》を代表に、日本歌曲や日本の歌による演奏会での企画構成と演奏は、国内はもとより海外においても高い評価を得ている。
様々な歌手の伴奏を務めたCDは多数リリースされている。また、セミナー等での講師としての活動も、日本歌曲の歌唱法および伴奏法の指導を中心として全国各地で行っており、多くの歌い手とピアニスト達を育成している。
96年上毛芸術奨励賞、及び99年に設立の歌曲伴奏者に対する賞『水谷達夫賞』の第一回受賞者。日本演奏連盟所属。
布施雅也 テノール
東京藝術大学卒業。同大学院修士課程(オペラ専攻)修了。
2004年度奏楽堂日本歌曲コンクール第15回歌唱部門第一位。併せて中田喜直賞受賞。2014年には、NHK-BSプレミアム『クラシック倶楽部』での「林光 うたの世界」に出演するなど、日本歌曲の演奏で各地にて評価を得ている。
日本語でのオペラ上演にも多数関わり、木下牧子『不思議の国のアリス』初演、トム・ジョンソン『四音オペラ』日本語版初演、松井和彦『泣いた赤鬼』の表題役は20回以上演ずるなど、明瞭な日本語での歌唱は作曲家、指揮者からの信頼も厚い。
バッハ『ヨハネ受難曲』、ヘンデル『メサイア』、モーツァルト『レクイエム』、ベートヴェン『第九』、オルフ『カルミナ・ブラーナ』などのテノールソロを務めると共に、オペラではモーツァルトの作品を中心に『チェネレントラ』ラミーロ、『カプレーティとモンテッキ』テバルド、『愛の妙薬』ネモリーノ『椿姫』アルフレードなどに出演。新国立劇場では『サロメ』、『アイーダ』、『軍人たち』(日本初演)に出演。
日本声楽アカデミー会員。聖徳大学音楽学部講師。桐朋学園芸術短期大学演奏員。
藤本保江 ソプラノ(第1回夢二コンクール声楽部門1位)
国立音大声楽科及びオペラ研究室修了。
夫と共に渡米、帰国後子育て、親の介護により20余年のブランク。2001年より声、呼吸、歌うための体つくりのため、毎年ウイーンに渡り勉強。日本、モンゴル、ウイーンに於いてリサイタル。モンゴルでは日本国交35年、40年を祝う会でリサイタルを行う。
日本歌曲に於いては母国語の美しい歌を多くの方に知っていただくため塚田佳男先生に師事。身体の使い方、アレクサンダー・テクニークの認定教師となる。
二期会会員、日本演奏連盟会員、ウランバートル・イルモンゴル大学客員教授。